しゃほ様に捧げます相互リンク祝いです。
リクは学パロの太子×妹子なのでそのほかの観覧の際はご注意をお願いします。
ネタはしゃほ様の捧げ物からなので、そっちから見たほうが話が分かるかもです!
「…っ痛い!」
妹子の携帯を覗く太子から、そんな言葉が漏れた。
ふたりのじかん
「痛いって…携帯の中の自分なんですから痛さなんてないでしょう」
突然奇抜なことを言い出した太子を、呆れたように妹子は見た。
だけれど太子は不満は沢山あるかというように、口を尖がらせながら妹子にまた告げた。
「パンチってお前…もう少し可愛げのある落書きはできんのかい!このツン芋!」
「何がツンですか、出来るわけないでしょう。男だし、相手が太子ですし」
「何その理由!?聖徳太子もびっくりだよ!」
妹子の携帯から、前に自分達が撮りあった結果を見ていた太子はそう言っておおいに嘆いた。
妹子にとってはそれは痒くもなんともないようで、至極当たり前の結果だと冷静に答えていた。
それが面白くないのか、太子は妹子の携帯を妹子に返すと、自分の携帯を持つ。
慣れたようにいくつかの動作をすると、ある画面になったときにその携帯を押し付けるように妹子に見せた。
「書いてあるだろ、私の妹子って。お前も僕の太子ってかいたっていいんだぞ!」
「嫌っ…なんか花の髪飾りがついてる上に『v』でハートマークを作ろうとしてる…」
「そんなに酷くいやそうな顔するなよ!愛情表現だよ!」
こんな愛情表現されても、と妹子が昼食のお供に買っていたオレンジジュースをストローで啜った。
「私の愛情表現を舐めるなよ。足りないぐらいなんだからな」
「分かりました。分かりましたから食べながら話さないでくださいよ、もうぅ」
お手製のおにぎりを食べながら話す太子を抑えながら、妹子はお決まりのフランスパンに齧り付く。
そんな二人の昼食風景は屋上の端で行われているので、入ってきたひとからは直ぐには見えない。
直ぐには見えないような所に居るのは、ある問題があるからだ。その問題の大半を作っているのが太子である。
「太子…ご飯粒頬についてますよ」
「んー?わからん。とってよ、妹子」
「自分でとってくださいよ!無駄な甘えたを出すな!」
人目をはばからず妹子に愛情表現をするからである。
同じ性別同士である二人だが、太子の告白とその猛アタックにより折れてしまった妹子と太子は恋人関係にある。
妹子や太子にとって、普段よく行動を共にする閻魔、鬼男、曽良等には関係はばれているのであるが、そのほかは例外だ。
だからこんなことを公にするわけにはいかないのだが、太子は妹子が二人きりにならないと恋人モードに入らないことを分かっている。
それで太子は妹子を言い包め、妹子は屋上の端なら、と仕方なく認めてしまったのであった。
「妹子にとってほしいの。駄目ー?」
「う…わ、わかりましたよわかりました!と、とってあげますから動かないでくださいね」
「はーい」
恋人ということをしていいと妹子は認めてしまっているので、太子のお願いを無下にすることも出来ない妹子は、今日も押し負けてしまう。
ご丁寧に瞼を閉じて待っている太子の口元に、妹子は自分の右手の人差し指を持っていく。
こういう行動に慣れていない妹子は、その度その度顔を酷く赤く染めるのだった。
出来るだけ優しくそのご飯粒を指先で取ると、太子は満足したように瞼を開けた。妹子の顔の熱さはまだ冷め切ってない。
「お、終わりましたよ!全く、自分の手の甲で拭うとか出来ないんですか!」
「妹子にとってほしいっていったじゃん」
照れ隠しに少し怒ったように太子に言葉をぶつける妹子の行動を知っているかのように、くすくすと太子は笑ってそう返した。
「も、もうぅ…」
なんでこんなひとに全て分かられているんだ。僕ってやつは!
顔の熱さが冷め切らないままに、とりあえずこのご飯粒をティッシュに包もうと左手をポケットに入れようとした妹子を太子が呼び止めた。
「待って、食べるから」
「は、ぇ!?」
妹子が反応する暇もないまま、太子はご飯粒のついた指先を自分の口に入れた。
ぺろりと舐められる感触が身体中に駆け巡るようで、妹子の顔がまた音を立てて赤く染まる。
「ちょ、たいっ」
何時までも妹子の指を離そうとしない太子に呼びかける妹子であったが、太子は「んー?」と指先を咥えたまま反応を見せるだけで、一向に離そうとはしない。
寧ろその指先全体を舐めたり甘噛みしたりでエスカレートしているようだった。
「っう、ぅぅ…!」
たまにその指先から発せられる水音に、妹子の顔の赤さはどんどん増していくばかり。
それを小さく目を開いて盗み見る太子は、にやにやと口元をゆがめている。
な、なんだこいつ。なんなんだよこいつ!
「や、め…っ」
ふるふると身体を震わせる妹子は、左手に思い切り力を込める。――そして。
「やめろっていってんだろこのアワビがああああああああああ!!!」
「ネ●アッッ!!!」
恥ずかしさでメーターが振り切れた妹子の左ストレートが、綺麗に一発太子の右頬へと当たる。
その力のいれようで太子は思い切り吹っ飛んだ。はあ、はあ、と妹子が息を整えようと深呼吸をした。
「うう~…。相変わらずお前のパンチは痛いよ…。思わずティッシュ作ってるとこの一つの会社言っちゃったじゃないか…」
「う、うるさいです!!た、太子があんなことするからいけないんでしょう!?」
「ご飯粒ひとつじゃ具がないじゃない。だから妹子という具が欲しかったの」
「ご飯粒ぐらいご飯粒だけで喰え欲張り野郎!」
右手で叩かれた自分の頬を優しく擦る太子はまたも口を尖がらせた。
妹子は太子に今の不満を浴びせているが、その頬はまだ赤く染まっている。
それを見て太子は口元を緩ませると、まだ一発足りませんかと妹子がずいっと近づいてきた。条件反射で謝罪を入れる。
「ごめんってばー。そんなに怒らないでよー」
「怒りもします!全く…調子に乗るんだからっ」
まだむつけている妹子にどうしようかと考えた太子は、妹子に飛びついた。
わ、と驚く妹子をそのまま抱きしめる。抱きしめると妹子が弱くなるのを太子が一番知っていた。
「こ、こんどはなんですか…」
「ううん。ぎゅーってしたくなっただけ」
「なんであんたはそんな勢いばっかで…」
思ったとおりさっきより声が弱弱しくなった妹子に太子は頬を摺り寄せると、妹子はくすぐったそうに身体を揺らめかせた。
「ふひひ、妹子好きー」
「その笑い方気持ち悪っ!…はぁ。僕も相当あなたに弱いですね…」
ため息をついた妹子をもっと近づきたいかのように抱きしめる力を強くする。
「もうぅ、抱きついてないで早くご飯食べてくださいよ…」
そういいながらも太子の服の端に妹子の手がかけられているのを、太子は知っていた。
それが可愛くてしょうがなくて、太子はもっと妹子に擦り寄った。
「私のほうが絶対妹子に弱いもーん!それにもう私妹子の指でおなかいっぱい」
「せ、せくはら発言はやめろっ!」
「ライスッッ!!」
二人だけの甘い時間に、今度は妹子のアッパーが綺麗に炸裂した。
え、なにこの予想外の甘さ^q^
しゃ、しゃほさん…いいですか・・・こんなでも受け取ってくれますか…(ガクブル
ネタはしゃほさんの捧げ物につなげてみました!わああ昼食とか自分設定ですみませ!!
セクハラばっかりですいません、私の太子はへんたいしなんです…(…
こんなでもよかったらうけとってください!相互リンクありがとうございました!!
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