太妹への愛により作られてしまった、半ば勢いに乗りすぎた期間限定日和サイト。
もっぱら太子と妹子しかいません。
たまに自重しない時にはご注意を。
Posted by 緋夏(ひなつ) - 2008.10.22,Wed
(どうにも踏み込めないふたり。意味不明なシリアス。)
溺るる
「この世は儚い!」
両手を大きく広げた青い姿の彼はまるでこの大きな闇、夜さえも星さえも包み込んでしまうようにそう叫んだ。
僕は着なれた朝廷の服のままただ彼を見た。大きな背中。消えそうで、それでいて存在感のある姿。
「醜いし、生き死にも加わるし、周りは汚いものだらけだ」
こんなことを普段彼は言わない。口にしたことも、これがはじめてなのかもしれない。
でもこれが本当の彼の姿だとしたら僕はどうするのだろう。どう、彼を抱きとめてあげればいいのだろう。
「でもね」
くるりと彼が振り返った。まだ両手は広げたまま。眉を下げて、口元を笑みにするというなんとも不釣合いな。
だからこそこんなにも胸が痛むのだろうか。嗚呼、
「いもこは、きれいだよ。何よりも。あんまり見えないこの夜の星よりもね」
それはあんたが目が悪いからでしょう。僕にとって、この夜空に浮かぶ星はとても輝かしく見えますが。
でもそんなことも言えなくて、僕はただきっと太子と同じような顔をしているだろう顔で、何も言えず見つめ返すだけ。
そうすることを分かっていたのか、くしゃりと笑った太子は僕に向かって思い切り、叫んだ。「ねえ、いもこ!」
「 二人だけで世界に溺れてみようか 」
(溺れて一体なんになるっていうんだ、ねえ、たいし。でも、あなたとなら、たいし)
PR
カウンター
このサイトは…
このサイトはギャ/グマ/ンガ日/和の遣隋使(太子×妹子)中心の女性向けサイトです。
個人の趣味サイトでありまして、著作権の侵害などの目的は無く、
原作、企業、作家様とは一切関係ございません。
そしてこのサイトには同性愛、変態要素盛りだくさんなので観覧の際はお気をつけください。
※絵や文の無断転載は禁止です。
※オンラインブックマークもやめてください。
個人の趣味サイトでありまして、著作権の侵害などの目的は無く、
原作、企業、作家様とは一切関係ございません。
そしてこのサイトには同性愛、変態要素盛りだくさんなので観覧の際はお気をつけください。
※絵や文の無断転載は禁止です。
※オンラインブックマークもやめてください。
カテゴリー
カレンダー
リンク
プロフィール
てがきぶろぐ
最新トラックバック
ブログ内検索
アクセス解析
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"